管理人★しょうこより



 私と与謝野晶子との出会いは、小学校の教科書の「君死にたまふことなかれ」でした。
それも社会の教科書の日露戦争の時に発表されたという形で掲載されていたと思います。


 
最初の感想は、「なんか暗い詩だな」「反戦の詩なんだあ…ふ〜ん…」でした。

 私は学生時代古典が嫌いで特に和歌や短歌の愛だの恋だの歌っているのが面白くなく、その上言葉の意味がさっぱりわからないということもあって、晶子にも関心がありませんでした。

 ところが最近になって、晶子の作品を読む機会があったのです。何気なく読んでみると驚いたことに、どんどん私が描いていた短歌のイメージが崩れていきました。

 私は、歌なんて時間を持て余した知識人たちが非現実的なことを詠んで、狭い世界でお互いを褒めあって自己満足しているような世界だと思っていました。しかし、晶子の歌には全くそんなことを感じさせるものではなかったのです。

 まず、晶子の歌には嘘がありません。
そして、晶子自身が日常で感じたことを率直に歌に詠んでいます。そのため、そこには時代が違っても変らない人間の本質が感じられ共感できます。また、晶子の歌には、不思議と意味がわからなくても、声に出して読むとその響きが美しく気持ちが良くなります。

 そして晶子の歌だけでなく、評論にも感銘を受けました。その内容は、現在そして未来を示唆するものでした。
 そして、13人もの子どもを生み育てた母として、妻として、女性として、一人の自立した人間としての晶子の生き方を知って、私も晶子のように生きてみたいと思ったのです。もちろん私には晶子ほどの才能があるわけではないけれども.…。

 晶子の生活は、経済的に裕福ではなかったのですが、精神的にとても豊かだったと思います。

 このホームページでは、与謝野晶子の作品を通してその生き方を知り、晶子に学ぼうとするものです。
 今までみなさんが描いていた晶子とは違う面をたくさん紹介していきたいと思います。



2000年12月7日
与謝野晶子ねっと管理人@しょうこ。